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親知らずは絶対に抜かなければいけない歯ではありません。
しかし比較的抜いたほうが良いケースが多くあるのも事実です。
当院では患者さんにこの事を聞かれた場合、次のような点を考慮して抜くかどうか患者さんにお話しいたします。それはこの歯を抜かない場合、生活をするうえで支障をきたす事態が起きるかどうかです。
例えば、よく親知らずの辺りの歯茎が腫れることがあるとすると、それが1年で3回以上起こることがあれば、私は抜くことをおすすめします。
親知らずの場合、一般の歯医者さんで抜くことが難しい場合もあり、専門の歯科口腔外科で抜いてもらうこともあります。
かかりつけの歯科の先生とよく相談して決めてもらうとよいでしょう。 -
フッ素を歯に塗布すると、歯の質を強化、酸に対して抵抗性のある状態に表面が変化するので虫歯になりにくくなるといわれています。
欧米では水道水にフッ化物を添加(フロリデーションといいます)している国がありますが、日本は添加していません。
フッ素の取りすぎの心配があるためです。
歯科医院で使用するフッ化物のフッ素濃度は9,000ppmと高濃度であり、市販されている歯磨剤のフッ素濃度が約900ppmなのでおよそ10倍です。
子どもの歯は、萌出してから約3年間はエナメル質の成熟度が未完成の為に、虫歯になりやすいといわれています。
フッ化物の塗布は、子どもさんの定期検診と共に、3ヵ月を目安とすると良いと思います。又、続けて行うと効果的です。
もちろん、普段のハミガキが大切です。 -
はい。歯科治療は可能です。
妊娠3ヵ月未満では母体と胎児の状態がまだ不安定の為、応急的な処置に留め、抜歯や長時間にわたる治療は出来ることならば避けたほうがよいでしょう。妊娠の安定期である6ヵ月~9か月前半は、特に問題なく歯科治療を受けることが出来ます。
又、レントゲン写真の撮影が胎児に与える影響は、全く問題ありません。 -
薬の注意書きには必ず、『医師の指示のもと、投薬の有効性が妊婦の危険性を上回る場合には~』、などと書かれている場合がほとんどであると思います。
投薬の種類によっては、妊娠中には避けた方が良いものもありますので、かかりつけの先生にご相談するとよいでしょう。
化膿止め(抗生物質)では、セフェム系、ペニシリン系の薬、また痛み止め(消炎鎮痛剤)では、アセトアミノフェン(®カロナール)などは比較的安全に妊婦に投薬できる薬です。授乳中では、母乳に薬の成分が出ることが報告されています。
しかし気にしすぎて、薬を全く飲まずに重篤な状態になってしまう危険性も無くはありません。
もし可能であれば、授乳中は、一時的にでもミルクに変更できれば問題ないでしょう。 -
虫歯は細菌によって引き起こされる病気であることは間違いありません。
虫歯菌の代表には、ミュータンス菌である事がわかっています。
このミュータンス菌が口の中にいる数に個人差があり、この菌を多く持っている人の場合は、虫歯になる危険性が高くなります。また、お口の中には、唾液があり、これがお口の中を潤わせたり、歯の表面を保護したり、むし歯菌が作る酸を中和する働きや、酸で溶かされた歯質を唾液の中にあるカルシウムやリンにより修復する働きをします。
この唾液の分泌量や酸を中和する働きは兄弟でも個体差があります。
また、歯の質の硬さの違い、エナメル質の成熟度にも、歯の萌得た時期もありますが、個体差があるのです。
以上の事から、虫歯になりやすさに個人差が生じます。 -
はい。予約制ですが、私たちの歯科医院では、そのような小さなお子様をお持ちのお母様方に対し、託児の専属のスタッフが対応しており、安心して歯科治療を受けて頂けるようにしています。
但し、平日の午前中のみで、平日の午後と土曜日は託児を行っておりません。
ご希望の方は、ご予約の時に事前に受付スタッフに申し出てください。
【診療時間】9:00~12:30 / 15:00~19:30
※月曜日の午後は16:00から、土曜日の午後は17:00まで
【休診日】木曜・日曜・祝日